龍谷大学付属平安中学校・平安高等学校
2012年 6月15日
10年以上も校長先生を務められた安井大悟先生のあと、今年4月から龍谷大学付属平安中学校・平安高等学校長に就任された燧土 勝徳(すいど かつのり)新校長先生にお話を伺って参りましたので、ご報告いたします。
燧土 勝徳(すいど かつのり)校長先生です。
燧土 勝徳校長先生は、龍谷大学から平安中学校・高等学校に国語の先生として
入られたそうです。
中学・高校になりますと、幼児期のようには子どもの世話を焼かなくても良いと思いますが、注意をして見守って欲 しいですね。幼児期における母親の洞察力には驚かされますが、あそこまでとは申しませんが、体は大きくなっても、注意は向けてほしいです。子どもが朝起き てきた時の表情を見て、お弁当を作って、夕ご飯を一緒に食べて、ひと声かけて寝る。これで良いのです。見守って欲しいと思います。見守ることは、手をか け、口をだすことよりも、努力が必要かもしれませんね。
私は、軟式野球の監督・部長を長く務めましたが、その時にとことん子どもたちと向 き合いました。ご両親より、子どもたちを理解していたような気もします。その経験から、まずは子どもを見守り、向き合い、信頼関係をつくらなければ何事も 成らないことを知りました。本校の伝統は、「面倒見が良い」ことです。私が校長になりましても、この伝統は守っていきますので、是非、お子さんを預けてい ただきたいと思います。生徒にも保護者にも満足していける学校だと思います。」
校舎
「本校は、浄土真宗・親鸞聖人のみ教えを建学の精神にしています。ですから、本校では宗教の授 業や仏参、花まつりなどの宗教行事を通して仏教的なものの見方や考え方に基づく社会的価値観を身につけます。「合掌する心」・「いのちの大切さ」を知るこ とで自己を見つめ、同時に他人を思いやる優しい心を育て、豊かな人間性を涵養(かんよう)します。そうやって
身につけた宗育(徳育)を礎とし、その上に知育・体育の花を咲かせ、生徒一人ひとりの人間性と個性を伸長し、社会の一員としての自覚を「たっぷり・ゆっく り・しっかり」と育てます。」 ~平安中学校・平安高等学校ホームページから~
オープンスペース職員室
通り抜けができる職員室です。そんな職員室は初めてです。
左右のテーブルは、生徒たちの勉強机でもあります。
「通り抜けができる職員室」とは、さすが平安の伝統「面倒見の良さ」が現れていますね。
試験中も出入り自由だそうです。
「プログレスコース」は、国公立大学・難関私立大学進学を目標に授業を展開します。予習、授業、復習の反復により学習スタイルを徹底的に身につけ、基礎学力の定着と思考力の育成を図り、目標とする大学への現役合格をめざします。
「クリエイトコース」は、龍谷大学進学コースとしてスタートします。
このコースは、受験勉強にとらわれることなく、大学で学ぶための基礎学力を身につけることで〈龍谷スタンダード:建学の精神に基づいた「人間力」と共生(ともいき)の精神〉を担える生徒を育成します。
「アスリートコース」は、硬式野球部の生徒だけで編成されたクラスです。2012年に竣工する龍谷平安ボールパーク(硬式野球専用球場)でトレーニングに励み、目標である甲子園出場、全国制覇をめざします。
図書館です。
学校説明会でいただいた資料によりますと、
4年制大学現役合格率:94.8% ⇒ 推薦(324名):100%
一般(226名):88.3%
cf. 短大17名 専修10名 就職2名 です。