聖母被昇天学院中学校・高等学校

◆平沢 真人 校長先生 インタビュー (2011.4.26)

2011年 4月26日

今年、4月に聖母被昇天学院中学校・高等学校の校長先生になられた平沢真人先生に、聖母被昇天学院の生徒さんたちへの思いを語っていただきました。

CIMG2042                 平沢真人校長先生と私


小②


小①満開の桜の下を女学生が歩く・・・・素敵すぎる。

 


 

 

私は、聖母被昇天学院の生徒たちに「生きがい」について考えてもらいたいと思っています。
「生きていてよかった」、「喜びをもって、生きている。」と感じられるときはどんな時かを考えてもらいたいのです。私自身は、「生きがい」は、人に必要とされていること、心から人の役にたっていると感じられる時に感じることが出来るのではないかと考えています。

本校のモットーは『誠実』『隣人愛』『喜び』です。
『誠 実』とは、真心のあること、嘘いつわりがないことです。誠実に生きるためには、自分自身に対して厳しさが必要だと思います。『隣人愛』は、自分のように人 を愛すること、人との関係の中に常に愛があることです。そして、神様に愛されていることに気付き、愛されている者同士が心から生きがいを感じ、『喜び』を もって生きること。そのような思いが込められたモットーだと理解しています。
このモットーをいつも心に留めながら、この学院での学びを通して、生徒たちが本当の「生きがい」を見出してくれることを心から願っています。

 

 




以上です。

 

 

聖 母被昇天学院は、学院全生徒数が1000人に満たない小さな学校です。そして、小さいからこそ出来る教育を目指している学校です。大学進学に対しても、そ れぞれの夢をかなえるために細やかな対策をしているそうです。中・高等学校合わせて383名の生徒に対して、専任・非常勤の約50名もの先生方が生徒達に 協力しているそうです。

「進学実績にこだわるのではなく、生徒本人の生き方に沿った進学を実現させてあげることが本来の教育だと思いますよ。」と、平沢真人校長先生は仰っていました。

ま た、平沢真人校長先生は「聖母被昇天学院は目に見えないものを大切にする学校です。」とも仰っていました。「目に見えないものとは、上記の進学実績よりも 生き方に沿った進学の手助けをすることもそうですが、しつけであったり、思いやりであったり、感謝の心、奉仕の心などです。こうした数字におきかえること が出来ない部分が、現在の教育に求められているのではないでしょうか。」と話してくださいました。

「生き方に沿った進学」をサポートする。確かにそうかもしれません。学びは人生を豊かにするものでなければならないと思います。幸せになるための学びでなくてはいけませんよね。


平沢校長先生に、小学校から上がってこられた生徒さん達についてお聞きしました。
「ま ず、しつけが出来ています。やはり、6年間で身についたしつけというものは素晴らしいですね。また、小学校から上がってこられた生徒だけでなく、中学校か ら入学してこられた生徒も、ご家庭で大切に教育されてこられたことを感じます。キャンプや遠足や修学旅行、どこに行っても、お行儀の良さをみなさんに褒め ていただくんですよ。キャンプで食べ終わった後の片付けは見事ですし、修学旅行で飛行機に長時間乗っていても乱れるということがありません。あまりのお行 儀の良さにスチワーデスさんが余分の飴をくださいましたよ。学院の生徒たちは、集団の中で自分がなすべき行動を理解しているのです。昨今は、それを理解し ていない人が多いのではありませんか。価値観が多様化していることはわかりますが、時と場所をわきまえない人が多いように思います。個人としてはちゃんと 行動できても、集団になれば出来ない人が増えているように思います。でも、学院の生徒達は小学校時代から、聖堂ではどうしなければならないか、あるいは、 神様とともにある人の取るべき良い行動とは何かと問いかけてきた、日々の教育の中で培ってきた結果、なすべきことがわかるのだと思います。これも、先ほど お話した、目に見えないものを大切にしてきた教育がなされたということですね。
次に、英語の発音が素晴らしい。小学校1年生から4年生までは週2 時間、5年生・6年生は週3時間の英語学習を通して、かなりの実力がついています。さらに学びたいお子さんには、「アサンプションアフタースクール」でも 英語を学ぶことが出来ます。このほか、4年生からは「レシテーションコンテスト(暗唱)」などに参加して、人前で英語で話す自信をつけるように促していま す。こういったことを通して、小学校から上がってきた生徒たちは、確かな英語力が身についていますね。」


確かに、聖母被昇天学院さんには小さい学校だからこそ出来る細やかな教育がありますね。


子どもの笑顔を守りたい。 幼児教室けいkids+の心です。